アドラー心理学『嫌われる勇気』感想。
『嫌われる勇気』読み終えました。
いや~ずっと気になってたんですよね~この本。もう初版から2年以上たつのに、どこの本屋さんに行っても目立つ所に置いてありますし。100万部突破ですって、ミリオンセラーですって。
アドラー心理学ブームの火つけ役らしい。棚の一角を占めるアドラー本の発端になった本とは・・
目次
1. 会話形式
一見するとただの自己啓発本に見える表紙なんですが、青年と哲人の会話方式でアドラー心理学をひも解く内容になってまして、日常生活などをわかりやすい例を元にして議論しているのでとてもわかりやすいですこの本。
なので物語を楽しんでいたら、アドラーちょっと分かったかもってなります。
2. ぶっとんでいるように見えるのに納得してしまう
この本度肝の連続です(笑)
例えば、前半の方でアドラー心理学はトラウマを完全に否定しますって言っちゃいますからね。トラウマを否定って・・そりゃないだろう・・
まーたばかばかしいこと言ってる本に当たっちゃったか~と思いながら読み進めると、
あれ・・あんまりおかしなこと言ってないかも・・
あれれ・・筋通ってる気がする・・
あれれれ・・面白いぞこの本・・
と気づいたら夢中になっていて、読み終えたらもうなんというか、どうしていいか分からなかったもやもやがスッと消えいました。
3. 読者の声を青年が拾ってくれる
青年の反論がすごく的確です。読者が「はぁ?そんなことないだろ、じゃあこれはどう説明がつくんだ?」と思ったときに、同じことを哲人にぶつけてくれます(笑)
それでいて哲人がしっかり反論してしまうので、青年と一緒に納得せざるを得ない読者(ぼく)。
4. アドラー心理学は実践向け?
昔心理学の本(ユング?フロイト?)を読んだんですが、全然使えそうになくて途中で読むのやめちゃったんですよね。アドラー心理学は、考え方を理解すればすぐに使えるというか、実践しやすい心理学だな~と思いました。
ちょっと哲学というか宗教ぽいところもあるので、嫌いな人は嫌いかもしれません。でも、合う人が読めばインパクトすごいです。一回は読むことをおすすめします。
ネガティブだったり、周りの目が気になったりする方や真面目な方は特におすすめです。ぼくもスーパーネガティブマンなので、かなりガツンときました。
読んだ後、まわりの景色がかなり変わって見えるかもしれませんよ。
ここ最近で一番かもしれないこの本・・
ではでは
ぴんぼけ