ぴんぼけ日記

頭のもやもやを言語化する練習

子供ができたら「勉強しなさい」と言いたくない3つの理由

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どうも!ぴんぼけです!

今日はもし自分に子供ができたらどう教育するか、ということについてのほほ~んと考えていたんですが、「勉強しなさい」とは言いたくないな~という結論に達しました。こういう考え方に辿りついた理由として、ぼくも親から厳しく「勉強しなさい」と教え込まれて、結局路頭に迷っているという経験があるからでもあるんですが、ちょっと記事にしてまとめてみました。

「やりなさい」と言われてからやる勉強は身に付かない

ぼくは高専出身で、高専生時代は年に何回かTOEICを受けさせられました。クラスの平均点は300点ほどで、ぼくも7~8年英語の勉強をしてきたはずなのにそのくらいでした。ハズカシイ

しばらくして、最初は就職に有利になりそうだしちょっとは勉強するか~ぐらいの気持ちで、自分からネットで勉強法やら調べ始めたんです。内容が優れているっぽい参考書を手に入れ、何回も英文を声に出しながら問題を解きました。

この方法が正しかったかは分かりませんが、1~2か月でTOEICの点数は450点になってました。

数年間英語やってた人間が自発的になっただけで、点数が急激に伸びたんです。やったことある人にとっては、「450なんてやればできる」と思うかもしれません。

 

ぼくもそう思います。「自分からやればできる」と。

 

少しでも興味を持って、少しでもその勉強に楽しさ・面白さを見つけて、自分から行動することができれば、効率は数倍に跳ね上がります。勉強も継続します。なぜなら面白いから。楽しいから。

ぼくは英語が苦手ですが、段々スラスラ読めるようになってくると嬉しくて、夢中になって英語の勉強をしていたんです。その結果、点数が跳ね上がっただけではなく、面白さにも気付けたので成長の余地がまだまだあります。

こういったことから、僕は「勉強しなさい」は勉強の効率を下げていると思いますね。

 

「やりなさい」と言われなかったらやらない人になる

アメとムチは少し警戒するべき教育方法だと思っています。確かにご褒美を用意しておくと、瞬間的にはモチベーションも集中力も上がるので適度になら有効です。

しかしアメとムチをやり過ぎると、「やりなさい」と言われなかったり、ご褒美がなかったりしただけでやらない人間になるという危険が付きまといます。

こういった教育で受動的な人間になってしまった人は、社会や大学の研究で大抵つまづきます。研究は授業とは全く異なり、先生の言うことだけやっているだけではいい成果が得られないし、自分でやることを考えて行動していかなければならないからです。

つまり何が言いたいかというと、アメとムチも結局は自発的行動を阻害しているだけなので人を受動的にする・・ということです。

 

「親の期待に答えなきゃ」は最悪

親の期待にこたえなきゃって考える素直な子は、大抵がむしゃらに頑張っちゃうんですよね。でも、そんな頑張り方してたどり着くゴールはなんでしょうか? 

そこにあるのは自分の子供はこんなにできるんだという親の優越感と自分は期待に答えられたという子供の安心しかありません。

 

子供はいずれこう思います。「私のやりたいことって何だろう」と。

 

さらに、親は子供がある程度の頑張りを見せてもすぐに慣れてきてもっと困難なことを求めてくる傾向にあるので、子供からするとこんな頑張っているのになぜ喜んでくれないだという気持ちに陥ってきます。

そうです、先ほども言ったようにアメとムチを取り上げられた子供は頑張らなくなるんです。

 

親は期待する。子供は頑張る。

親はもっともっと期待して困難なことを要求してくる。子供は食らいつく。 

のループ

 

こんなのいずれ耐えられなくなるに決まっているじゃないですか。最終的には頑張れない、やりたいことがわからない子供の誕生です。

 

勉強の楽しさを伝える

じゃあどうやって勉強させるんだよ!思う方たくさんいると思います。ぼくの答えは「勉強の楽しさを伝える」です。

自分の経験から勉強の楽しさ、勉強したことで得たものを自分の口から伝えます。 

数学は身の周りに溢れていて、数学が分かってくればこんなこともできるよ!こんなにものの見え方が変わるよ!ってことを一生懸命伝えようと思います。将来役に立つから今は勉強しなさいって、そんな目的がもやもやしてて頑張れるはずないじゃないですか。

もし伝えた結果、ちょっと勉強してくれたけどダメだったら口は出さないつもりです。向き不向きもありますしね。

逆に、楽しさに気付いて本格的に頑張りたいと言ってきたら全力で応援します。自発的な行動を応援してあげるんです。そしたら、好きなことを夢中になって頑張る大人になると思うんですよね~。

 

まぁ・・ここまで熱く語っといてまだ学生です・・えらそうなこと言ってすみませんでした(笑)

ここらへんは賛否分かれると思うので、こんな風に考えてる学生もいるんだなふ~ん・・くらいの気持ちで読んでくれれば本望です。

 

たぶんぼくみたいに親の目を気にしながら頑張ってきた人は、銀の匙の主人公にすごく感情移入できると思うな~・・

まとめ買いしました(笑)

ではでは

 

ぴんぼけ